仕事や部活、恋愛でライバルに勝つには?

 スラマッマラン!熊虎です!

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」いう『学問のすゝめ』の冒頭の一文。福沢諭吉が本当に伝えたかったのは、「みんな平等だぜ、イェーイ!」ということではありません。

冒頭から、「人は生まれながらにして貴賤・貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。」と続き、賢い人や愚かな人、貧しい人や富める人は学問の力があるかどうかで決まっていると述べているんです。だからこそ本の題名が『学問のすゝめ』なんですよね。

結局、人間の社会は競争社会。その中で避けられない「ライバル」の存在。ではライバルに勝つにはどうしたらいいのか。この点について今日はお話ししたいと思います。

学校の試験におけるライバル

例えば社会のテストで自分は80点、ライバルは75点。1回勝ったはいいものの、相手は次必死に勉強して、90点を取りにくるかもしれません。いくら「差」を生んだところで、相手の努力次第で簡単に抜かれてしまいます

野球(部活)におけるライバル

大谷翔平選手が165キロを投げたことは有名な話ですよね。野球を知らない人でも二刀流ですごい選手くらいは知っているのでは。165キロという数字が出てきましたが、ピッチャーは、「スピード」という項目にもの凄くこだわります。140キロと150キロでは、バッターがボールを見られる時間が20%も違うので科学的にも球が速いことは有利。

しかし、野球で大切なことは試合に勝つこと。その中で、ピッチャーは相手に点をなるべく与えないことが重要です。だから、球速以外にも変化球や、スタミナなどの要素も必要になってきます。事実、日本にいる頃、24連勝という前人未到の記録を打ち立てた田中将大投手は150前後の真っ直ぐです。(150キロも十分速い)

結局、ライバルに勝つためにいいたいこと

ライバルに勝つために重要なのは「差」を生むことではなく、「違い」を生むことだということです。学校の勉強では、正解がありました。しかし、部活や仕事、恋愛に正解はありません。その中では、捉え方の小さな違いが大きな結果の違いをもたらします。スピードで負けるなら、変化球で勝負すればいい。顔で負けるなら、中身で勝負すればいいのです。

 

周りと違う人になるために必要な考え方が下の記事に書いてあるので是非ご覧になってみてください。

gendai.ismedia.jp

大きな視点でのライバル

今までは個人の話をしてきましが、企業の話まで範囲を広げましょう。世界を代表する企業と言えば、AppleGoogleなどアメリカの企業ばかり。世界のホンダや、かつてビル・ゲイツスティーブ・ジョブズも心酔したソニーに続く企業が出てきていません。

これから日本の人口は劇的に減少し、何も手を打たなければ国際競争力は衰退していきます。今、私たちは沈みゆく船に乗っているといっても過言ではありません。それを防ぐためにも、若い人たちが頑張って、日本発の世界的な企業を作って、外貨を稼いでいく必要があります。

今日、『ホンダイノベーション魂』というDVDを見て、大変勉強になったので是非見てみてください。

 

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